2015/09/20
血管内レーザー焼灼術と硬化療法で行う大伏在静脈瘤の治療について
- 著者
- 久米博子
- 掲載誌
- 静脈学2015; 26 (1): 9-13
- 発行年
- 2015
- 要約
-
●要約:血管内レーザー焼灼術(endovenous laser ablation; EVLA)後,下腿残存瘤に対 して硬化療法を施行した.【方法】大伏在静脈瘤 300 肢に対し,EVLA を施行した.術後 1 カ月後,6 カ月後にカラードプラ検査を行った.術後 1 カ月のカラードプラ検査で下腿静 脈瘤の径が 3 mm 以上で逆流を認めた場合,下腿静脈瘤に対しフォーム硬化療法を施行し た.【結果】術後,大伏在静脈本幹が閉塞しなかった症例が 4 例あり,GSV 本幹硬化療法 を施行した.97 肢(32.3%)に下腿残存瘤の硬化療法を施行した.EVLA のみで治療を終了 した症例は 199 肢(66.3%)であった.【結論】EVLA と硬化療法により,低侵襲で美容的に 優れた治療ができる
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